日本記録も持つ105歳アスリートが引退
冨久さんは幅広い年代層が競うマスターズ陸上の世界でよく知られた存在だ。腰の治療で通っていた三次市内の整体院で声をかけられて競技を始めた。2014年にあったマスターズ陸上競技選手権の中国大会に初出場。100歳を迎えた17年に60メートルを16秒98で走り、100歳以上の日本記録を出した。100メートル走30秒81の県記録もつくった。 19年の広島大会でも100メートルを1分8秒05で完走してみせた。東京五輪の聖火リレーの走者に選ばれていたが、コロナ禍で感染リスクなどを考慮し、昨年5月のリレー参加は断念した。
【日本記録も持つ105歳アスリートが引退】の続きを読む